50 | 2014/09/20~21 |
天高く、少年少女の歓声響け三陸に・・・
東日本大震災後、学校のグラウンドや平らな土地が仮設住宅となりました。
また、震災後の精神的なショックや仮設住宅の生活で運動不足となる子ども達が増えました。
そこに一人の元Jリーガーが立ち上がり、子ども達がのびのびとサッカーができる『芝生のグラウンド』の造成に取り掛かったのが加藤 久さんです。(読売クラブ・ベルディ・現ジュビロ磐田GM)
瓦礫が残る荒地を手入れし、芝を植え、行政との折衝等、ご苦労なさったとお聞きしています。
しかしそのご努力は、立派な綺麗なグラウンドとなり、多くの協力者やボランティアスタッフさんのお陰で、クラブハウスも完成しました。
そのグラウンドでサッカー大会が行われることに対して、私がささやかなご協力させていただきます。
今回は、参加者の皆さんに1枚400円でピザを買っていただき、その売上を全額、グラウンドの管理運営費に寄付することにしました。
早稲田カップとは、加藤 久(サッカーを知っている人たちの間では、キューさんと呼んでいます。)の出身校である、早稲田大学のサッカー部の皆さんが中心となり、現役部員そしてOBが協力し、三陸の子ども達と遊びながら、サッカーの技術の向上を目指す大会です。
学生さんたちも、子ども達と触れ合いながら、本当に素晴らしい活動をしていて、感心するばかりです。
早稲田大学の他にも、アディダスジャパンさんやNPO法人さん、そして地元のスタッフさんが加わり、400名以上の参加です。
でも、上長部地区にはコンビニはもちろんのこと、グラウンド周辺には自動販売機1台もありません・・・
そこで、ピザ屋さんの登場です。
子ども達はもちろん、スタッフさん・学生さん・父兄の皆さんみんなが喜んでくれました。
『試合前なので、食べたいけどちょっと我慢する!』そんな1日目でしたが、2日目には我慢できずにみんながピザの注文し、めでたく完売です。
このような形で、協力するのも有りだな!と改めて思った2日間でした。
それにしても、子ども達の技術はとても高く、私の頃とは比べ物にならないほど、みんなサッカーが上手です。女の子も結構多く、雲ひとつ無い快晴のもと、素晴らしい大会となりました。
このような大会が色々な場所で開催され、子ども達の技術・体力・気力の向上につながれば良いなと思った次第です。
サッカーフリークの私からすると、ここから未来のJリーガーやなでしこが生まれたら嬉しい限りです。
ひょっとしたら、7年後の東京オリンピックにこの子たちが活躍するかもしれないと考えたら、ワクワクして見てました。
みんな、岩手の・日本の・世界の未来は君たちが作るんだよ!
そのために私たちが今やらなければいけないことを、全力で頑張りましょう!
この子達の笑顔のために・・・
みんなの歓声がこだまするグラウンドの傍らでは、三陸道の工事が進んでいます。
がんばっぺし!サッカー少年少女たち・・・
久さん、いろいろと有難うございました。
今回、貴重な体験をさせていただきました。磐田の試合後、陸前高田までとんぼ返り、お疲れ様です。
来年はJ1リーグで戦いましょう!埼玉スタジアムでお待ちしています。(笑)
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