レポート ~過去の実績

38 2014/3/29
仙台港背後地6号公園仮設住宅
ピザでみんなを元気に!






今回、訪れたのは、宮城県仙台市宮城野区の仙台港背後地6号公園仮設住宅です。
震災から丸3年が経過した今でも、およそ90世帯200名の方が生活しています。

現地到着9時30分、自治会長の佐藤さんと打合せ後、準備にとりかかります。今日のピザはマルゲリータ!11時から1時までの2時間、『早く! 美味しく! そして、いかに多くの皆さんからの笑顔をいただくかは、勝又シェフの腕次第?

“ピザで東北を元気に!“ &“ピザでみんなを元気に!”の旗印のもと『幸せの黄色いぬーばハンカチ』の放物線が虹のかけ橋を渡ります。

自治会長の声掛けに、時間前倒しで、沢山の住民の方が集まって来てくれました。
おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、そして子供達からも『美味しい』の声!さすがは勝又シェフ、汗ばむ天気の中、時間内に全てのピザ焼き上げ、仮設には、心いっぱいの笑顔の輪が広がっています・・・

『美味しいピザはいかがですか~?』『ぬーばさんの美味しいピザが焼きあがったよ~』
と大きな声で手伝ってくれた子供達には感謝です。元気で無邪気な笑顔がとても印象に残りました。

帰りに佐藤さんからお土産を頂きました。仙台港背後地6号公園仮設住宅『チームはぎ』で作っている『伊達なカメ』『伊達な福』という亀やフクロウの形をしたキーホルダーです。
津波で全てを失ったまさこさんに唯一残ったのが趣味で作った亀のキーホルダー!。この亀にはきっと“幸運”があると信じて、仮設住宅の仲間たちと作り始めたものだそうです。

麻布台の“ピッツアぬーば”に大切に飾らせていただきます。
チームはぎ:http://recorder311.smt.jp/movie/21878/

仙台塩釜港から1.5km離れたこの辺りもひざ下位まで津波による浸水があり、この仮設で生活している全ての方が、家を失っています。

『3年たった今でも地震や津波が怖いよ!将来も不安だよ!・・・』
仮設住宅住まいを余儀なくされている方は、未だに11万人超・・・

こんな厳しい現実をしっかりと見据えながら、私たちができる『ぬーばプロジェクト』をこれからも続けて参ります。
心が折れそうになる事があると思いますが私たちは応援しています。
そして、皆さんに幸あれ!と伊達な福に祈りを込めます。





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