ぬーばプロジェクトは、ピザで被災地の子供たちに笑顔を届けたいという気持ちで活動しています。

大船渡での活動はちょうど１年ぶりです。
赤崎諏訪前地区は盛川に面していますが、海からは数キロ陸地に入った場所です。
まさか、津波は来ないだろう・・・！みんなそう思ってた。ハザードマップでも、
津波は来ても５０センチ位と言われていたそうです。

でも、盛川から逆流した津波でこの地区も家屋全壊や亡くなられた方もいるそうです。

その後、仮設住宅には入らず、家を建て直し、在宅被災者として頑張っているとのことですが、逆にこのような場所は注目を浴びる事は無く、支援や様々なイベントとは無縁だったそうです。
そんな折り、ぬーばプロジェクトの活動を耳にして、同地区の小松さんから、
『年配者なんだけど、わだぐしだちの所へも来てくんねえかなあ～、
ピザを作ってみてえ！！』
そんなリクエストにお応えして、伺うことになりました。
望まれて行くのは嬉しい事です。ありがとうございます。

しかし、問題がひとつ、ピザ作り体験をやる会場・場所が無い・・・(；一_一)
大船渡かあ～
そんなとき、たまたま、ＦＢで知り合った、大船渡で活動しているＮＰＯ法人『さんさんの会』の金野正記氏が助けてくれました。会場も無料で貸してくれて、当日は参加者の方達の送り迎えもやってくれました。　　　感謝感激です。（有難うございます）

さすがに、経験豊富なおっかさん軍団！先生役の勝又シェフもタジタジ・・・
そして、ピザを作るのもやっぱり上手だなあ～。
とても、楽しかった！そして、美味しかったよ！と感謝の言葉と、参加者全員からお手紙を頂戴しました。

その中のひとりに、元パン屋さんだった方からのお手紙の一節・・・
『私は、以前パン屋をやっていましたが、津波でお店は壊れてしまいました。今も、壊れたままです。でも、現在、私の息子がパン屋になるために仙台の学校に通っています。
そして、息子がＵターンし、私達の店を再建したいと言ってくれています。
その時は、子供のため、そして自分の為にももう一度頑張りたいと思っています。
今日は、久しぶりにピザを作る事ができて嬉しかったです。　・・・（略）

身体を大切にがんばってね・・・パン屋さんが完成したら伺います。